取扱製品 – QPR
QPR Suite 2012
QPR Suite 2012 は、日本を含む50以上の国で1500以上の企業・団体に導入されているフィンランドQPR Software社製品群最新バージョンの総称です。QPR社製品は、以下のように大きく3つの独立した製品群に分かれています。
- QPR Modeling Client(製品サイト)
- QPR ProcessDesigner(旧 QPR ProcessGuide)
- QPR EnterpriseArchitect
- QPR Metrics (旧 QPR ScoreCard)
- QPR Process Analyzer
これら各QPR製品は、お客様の業務プロセスの改善・管理・可視化や経営指標、KPI管理管理等の構築や運用を効率的かつ効果的に支援し、業務プロセスや指標管理をベースとしたコミュニケーション、アクション管理により、お客様のPDCAを効果的にサポートします。
QPR Suite2012の各コンポーネント
QPR Modeling Client
QPR Modeling Clientは、ヨーロッパを中心としたに多くの企業の業務プロセス管理のPDCAを支える、QPR社のコアプロダクトです。
従来製品(QPR ProcessGuide)の延長上にあるQPR ProcessDesignerを核として、エンタープライズアーキテクチャ(EA)管理やUML、BPMN、ArchiMate等のモデル表記法をサポートするQPR Enterprise Architectの2つのエディションがあります。
ヨーロッパでは、企業の戦略を業務プロセスにリンクさせることが主流となっており、環境の変化や戦略的アクションにあわせてスピーディに業務プロセスが変更され、少なくとも四半期ベースでPDCAサイクルを回すことが求められています。作業負荷が高い業務プロセスの改善・見直し作業をこれだけの頻度で行う上では、作業プロセス全体を効率的にサポートし、常に変化する業務プロセスを各現場レベルで徹底させるための、効果的なコミュニケーションが不可欠となります。
QPR Modeling Clientはこうしたヨーロッパの業務プロセス管理環境において、多くのプロセスエクセレンスカンパニー、あるいはSOX(J-SOX)、ERM、ISOや経営品質管理等に取り組むお客様の効率的PDCAをサポートし、そこから得たフィードバックをもとに、機能拡張を続けている製品です。
QPR Metrics
QPR Metircs (旧:QPR SocreCard)は、バランススコアカード(BSC)ツールとして開発された、WebベースのKPI管理、デジタルダッシュボードツールです。 BSCツールとしても高い評価を得ていますが、KPIの管理・モニタリングやプロジェクトポートフォリオ、デジタルダッシュボードなど様々な用途に利用されています。
本製品の特長は、各種経営指標をツリー状に階層管理するスコアカードをさらに階層的に積み上げ、相互にリンクさせ、組織全体を俯瞰したり、各部門の指標を一覧し、実績値と目標値の関係を元にに信号表示するKPI管理システムを容易に作成することができます。また、システム上に存在する結果指標系の情報との連携は元より、システムからは取得できないパフォーマンス指標の値情報をWebブラウザから入力し、集約したり、値に加えてコメントやアクションプラン等も各ユーザーから登録することができます。
特に、国内外の導入事例において、顕著に効果を発揮しているケースでは、従来のExcelベースでの値のとりまとめや報告に要する各管理者の時間を大幅に節減し、それまで年1~2回が限度であった報告サイクルを月次ベースに、あついは月次ベースを日次ベースに短縮しています。このようにサイクルを短縮することで、それまで結果報告が中心となっていたレポートが、現状の経過、アクションを含めた報告に変容し、経営品質の向上に大きく寄与しています。
QPR ProcessAnalyzer
QPR ProcessAnalyzerはQPR社がQPR Suite 2012 から提供を開始した、プロセスの分析ソリューションです。昨今、ガートナー社は、業務プロセス分析(Business Process Analysis: BPA)において、自動ビジネスディスカバリー(Automated Business Process Discovery: ABPD)の有効性、必要性に言及しており、今後大きな成長が見込まれる分野です。
QPR Process Analyzerは業務システムのイベントログ等を利用して、個々のトランザクション別にダイアグラム化し、パターン別に自動集計した結果をフローチャートとしてわかりやすく表示するとともに、各アクティビティ毎の処理時間等のプロセス指標情報も提供します。現時点でABPDにおいて有効なソリューションが見当たらない中、クラウドベースの低コストでかつログデータ利用による低リスクでABPDを実現する本製品が注目されています。
日本では、2012年度中の提供開始を目標に準備を進めております。
QPR Suite 2012のライセンスについて
QPR Suite 2012は、従来型のライセンス販売に加え、年額で利用料を支払う形のサブスクリプションライセンスも提供しております。
サブスクリプションライセンスを効果的に利用することで、利用フェーズや導入進捗に応じてユーザー数を変更しながら、より低リスクで費用対効果の高い導入が可能になります。
例えば、業務プロセス改善プロジェクトのように、一時的に多くのクライアント数が必要な場合、サーバーを通常ライセンスで購入し、クライアントはプロジェクト期間にあわせたサブスクリプションライセンスを利用する等の柔軟な運用が可能になります。